無水エタノールといえば、電化製品やキッチンの掃除につかえる便利アイテムですよね。
パソコンのキーボードやリモコンの汚れも取れるので、大掃除のときに重宝します。
とはいえ、普段使わないものなので持っている人は少ないでしょう。
そこで今回は、無水エタノールの代わりになる物を紹介します。
酒・オキシドール・パストリーゼなど、身近なものや他の掃除道具で代用できるのか解説します。
目次
そもそも無水エタノールとは?
特徴①通常のエタノールより高濃度
無水エタノールとは、水分をほぼ含まないエタノールのことです。水分を含まないのですぐに蒸発し、洗浄力も高いなどの性質があります。
私たちが普段つかう「消毒用エタノール」はアルコール濃度が76.9~81.4volですが、「無水エタノール」の場合は濃度が99.5volとはるかに高いのが特徴です。
▽参考文章
「エタノール」とは、国際化学命名法による呼び名で、一般にはエチルアルコールと呼ばれるアルコールのことです。エタノールは、アルコール濃度の高い順に
無水エタノール(99.5vol%…※1)、
エタノール(95.1~96.9vol%)、
消毒用エタノール(76.9~81.4vol%)
の三種類に分類されていています。濃度が違うと性質が変わってしまうので、用途や必要に応じて使い分ける必要があります。引用元:https://www.musui-ethanol.net/column/column01/
特徴②パソコンなどの掃除に使える
無水エタノールは水分を含まないため、パソコンや電化製品の掃除にも使用できます。
以下、無水エタノールをつかって出来る事をまとめました。
- 電化製品の掃除
- キッチンの油汚れを落とす
- 壁についたシールの除去
- 風呂や畳のカビ対策
- 日用品のお手入れ
- アロマスプレー・ハッカ油スプレーの作成
無水エタノールは掃除に使えるほか、いろいろな用途があるので1本持っておくと便利ですね。
ただし、無水エタノールはアルコール濃度が高いため燃えやすいです。火気厳禁なので、使用時には注意してください。
代用①ウォッカなどの酒
なぜ酒で代用できるの?
用途によりますが、無水エタノールの代用として「酒」を使う方法があります。
無水エタノールはアルコールの一種で、酒はエタノールが含まれた飲料の総称。
つまり、元は同じものです。
消毒用と酒類は化学組成が全く同じなので、代用できるワケですね。
ただし、無水エタノールを「酒」で代用するには条件があります。
代用できるのは、無水エタノールを水で割って使う場合です。
例えばスプレーを作る時などは、無水エタノールに水を混ぜるので代用できます。
また、代用する酒は
- アルコール濃度が高めのもの
- 蒸留酒(醸造酒はNG)
を選びましょう。
酒のアルコール濃度が低すぎると、水分が多すぎて代用になりません。アルコール濃度を調整するとき、どうしても水の含有量が多くなってしまいます。
ウォッカやホワイトリカーなど、アルコール度数の高い蒸留酒がおすすめです。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。 無水エタノールを原液で使う場合は、酒で代用できません。 例えば電子機器の掃除に使うときは、水分が入らないよう原液のまま使います。つまり、酒で代用するのは不可能です。 1章で触れたとおり、無水エタノールは濃度が99.5vo。アルコール濃度が非常に高く、ほぼ水を含みません。 一方、酒のアルコール度数は低めです。ウイスキーが40~43度なので、これだと水分が多すぎます。 あくまで代用品なので、使用できるシーンは限られます。 無水エタノールと消毒用エタノールの違いは「濃度」です。この2つは濃度が違うため性質が異なりますが、元々は同じものです。 つまり、無水エタノールを水で薄めて使うときは消毒用エタノールでも代用OKです。 例えばアロマスプレーを作るとき。材料は を使いますが、この場合は無水エタノールを消毒用エタノールで代用できます。 また、風呂・畳などのカビ予防にも使っても大丈夫です。 ただし消毒用エタノールは水分が多いため、パソコンや電化製品の掃除するときは使えません。使うとすれば表面上の掃除のみです。 引用元:Amazon 「パストリーゼ77」は酒造用醸造アルコールと純水を使用したアルコール製剤です。 アルコール度数はなんと約77%。 酒と比較すれば、アルコール度数がとても高いですよね?そのため、無水エタノールの代用として活用できます。 キッチン用具の洗浄。 台所についた油汚れの除去。 カビ予防など。 水性の汚れはもちろんのこと、油汚れに対しても洗浄力を発揮します。 また、パストリーゼ77は口に入れても問題ない成分で作られているのも特徴でしょう。台所からトイレまで、いろいろな場所の掃除に使えます。 ただし、パストリーゼ77を使用するときには注意点があります。 まず、アルコール濃度が高いので火気の近くでは使用できません。また、パソコンなどの精密機器の掃除は避けた方がいいでしょう。 精密機器に関しては無水エタノールか、次に紹介する「パーツクリーナー」の使用をオススメします。 電化製品やパソコンの掃除をする場合、無水エタノールの代わりにパーツクリーナーを使用できます。 パーツクリーナーとは、金属パーツの汚れ落としにを使用する洗浄液のこと。 金属の油汚れを落とせるため、自転車・バイクの整備によく使われています。 このパーツクリーナーは、安価な割に使用範囲が広いのがメリット。 パソコンの手垢汚れはもちろん、冷蔵庫についた油汚れを落とす時などに活躍してくれます。 ▽KUREパーツクリーナーの口コミ 「万能なクリーナーです。我が家は冷蔵庫の掃除に使います。調味料や油系の汚れが一発できれいになります。」 「主に自転車、バイクのスプロケやチェーン、ブレーキ回りの洗浄に活躍しています。」 「使用は単車の掃除や台所のガステーブルの掃除などに使ってます」 引用元:https://amzn.to/33sp2OM 無水エタノールの代用品として、ここまで酒・消毒用エタノール・パストリーゼなどを紹介してきました。 ただし各章で説明したとおり、酒・消毒用エタノール・パストリーゼは精密機器の掃除に不向きです。 家電を掃除するなら、無水エタノールかパーツクリーナー(5章参照)を使用した方がいいでしょう。 精密機器を故障させないためにも、掃除するときは無水エタノールのように という特徴を持った製品を使うべきでしょう。 例えばパソコンを掃除する場合、無水エタノールが手に入らないなら などで代用が可能です。 キーボード掃除なら、上のスライムがおすすめです。粘着力があるのにベタ付かず、届きにくい奥のほこりも取れるため便利ですよ。 無水エタノールの代用として、オキシドールを使いたい人もいるでしょう。 しかし、この2つは成分も効果も違います。 オキシドール=過酸化水素水なので、無水エタノールのように電子機器の清掃には使えません。 無水エタノールがないとき、代わりに次のアイテムで代用できます。 ただし、上記のアイテムはあくまで代用品。 酒やパストリーゼはキッチンの掃除・カビ予防・スプレー作成などには使えますが、パソコンや電化製品の掃除には使えません。 パーツクリーナーは電化製品の掃除やお手入れに使用できるものの、アロマスプレーとしては代用できないのでご注意ください。 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。ただし代用できないケースも
代用②消毒用エタノール
代用③パストリーゼ77
代用④パーツクリーナー
パソコン掃除をするときの代用品
パソコン掃除に使えないもの
パソコン掃除に使える代用品
オキシドールは代わりになりません
代わりになるものまとめ
なぜパーツクリーナーを勧めないの?
これが一番効果があるのに。
ご意見ありがとうございます。
パーツクリーナーに関しては「ブログの趣旨とずれる」という理由から掲載していなかったのですが、お声をいただいたので掲載したいと思います。