「内定を辞退したいけど、どうやって断ればいいのかわからない」と悩んでいませんか？
せっかく内定をもらったのですから、丁寧かつ失礼にならないように伝えたいですよね。
そこで今回は「内定辞退セット」について紹介します。文面・例文を一部紹介するので、購入するときの参考にしてみてください。
目次
内定辞退セットとは？
- セット内容：内定辞退用便箋×4枚、キレイに書ける記載例付下敷、郵送用封筒×2枚
- webコンテンツ：セミナー動画、手紙文例、電話会話例、メール文例
- サイズ：B5判
- 定価：550円
「内定辞退セット」は文具メーカー「日本法令」が発売したレターセット。
内定を手紙で辞退するための例文・便せん・封筒必要などがセットになっています。
下敷きの上に便箋を重ねると文面が透けて見えるので、なぞり書きすれば簡単に内定辞退の手紙が完成します。
内定辞退セットの文面は？例文を一部紹介
Amazonの商品ページを確認したところ、「内定辞退セット」の文面・例文が一部公開されていました。
以下、掲載されていた例文を紹介するので参考にしてみてくださいね。
拝啓
〇〇の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
就職活動では大変お世話になりました。内定をいただき、心から感謝しております。
さて、大変申し上げにくいのですが、実は貴社の内定を辞退させていただきたく、お願い申し上げます。私なりに悩んだ末、別業界に進むことを決意いたしました。
内定までいただきながら、はなはだ勝手ではございますが、何卒ご了承いただきたく存じます。
貴社のみなさまには何度もお目にかかり、お世話になりました。そんな温かな社風に触れて、すっかりファンになっています。他社に入社することになりましても、ずっと
引用元：Amazon商品ページより
商品ページで公開されている例文はここまで。
文面の〇〇の部分には時候の挨拶が入るので、季節にあわせて使い分けてください。
時候の挨拶がわからないときは、ネットで「時候の挨拶 〇月」と検索してみましょう。ふさわしい文面が見つかりますよ。
一般的な詫び状との違いは？
「内定辞退セット」の文面は、一般的な内定辞退の手紙と似ています。
就活サイトで紹介されている例文は以下に掲載したので、こちらも参考にしてみてくださいね。
拝啓
〇〇の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。電話でもお話させていただきましたが、この度、誠に勝手ながら内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
最後まで悩みましたが、自身の適性などを考慮した結果、他の会社への入社を決意いたしました。
このような結果となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。また、選考で貴重なお時間を頂いただけでなく、担当の〇〇様には大変お世話になりましたこと心より感謝いたします。
末筆ではございますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。 敬具平成●年月日 氏名
株式会社●● 採用担当者様 (わかる場合は氏名)
引用元：https://kicho-navi.jp/naitei-refuse-letter/
個人的な感想ですが、「内定辞退セット」の方が文面がやわらかい印象です。
特に「別業界に進む」や「ファンになった」という言い回しがスマート。一般的な例文よりも就活生らしく、担当者が怒らないように工夫した文章だと思います。
実際に使って怒られたケースはある？
内定辞退セットは非常に便利ですが、SNSやネットニュースでは
「内定をなんだと思っているんだ」
「辞退するなら直接出向くべき」
と批判的な意見もあります。
確かに企業側からすれば、テンプレートの文面をそのまま使うと不快になる人もいるでしょう。
普通の手紙を出すときもそうですが、明らかなテンプレート文書だと「感情・誠意がこもっていない」と感じることがあります。
そのため、管理人は批判する人の意見もわかるのですが…
管理人は「内定辞退セット」を使ってもいいと思っています。
だって、企業側も「お祈りメール」を使っていますよね？
学生が苦労して面接を受けても、企業から送られてくる手紙には毎回毎回「今後のご活躍をお祈り申し上げます」と同じような文面ばかり書かれています。
会社によっては、手紙さえ届かないこともあります。
会社側はテンプレートに頼っているくせに、学生には「直接会って謝罪すべき」なんておかしな話なんですよ。
それに私が就活していた頃は、内定を辞退するために直接出向いたら担当者にガッツリ怒られたというケースもありました。
そんな状況なので、管理人としては手紙に頼っても仕方がないなという印象です。
内定辞退のことで何日間も悩むくらいなら、ササっと書いてお断りした方が互いのためになると思います。
ただ、最低限のマナーとして手紙は丁寧に書きましょう。また、できるだけ早めにお断りすることをオススメします。
