休憩中や朝食後、コーヒーを飲みたいのにフィルターを切らしてしまった経験はありませんか?
わざわざ買いに行くのも面倒なので、身近なもので代用できれば便利ですよね。
そこで今回は、コーヒーフィルターの代用になるものについて検証しました。
ティッシュ・キッチンペーパー・油こしなどの代用品でコーヒーを淹れてみて、味や色がどのように変化するのか実験しています。
目次
【実験】コーヒーフィルターの代用品を使ってみた
コーヒーフィルターの役割は”ろ過”すること
そもそもコーヒーフィルターとは、粉砕したコーヒー豆を”ろ過”するための道具。
コーヒー豆から液体を抽出するために、フィルターを使います。
実験|フィルターの代用にした道具
”ろ過”をするとなると、代用するのは液体を通せる紙製のものが良いでしょう。
もしくは、茶こしのように細かい網目があるものも使えそうです。
というワケで、今回代用グッズとして選んだのは下の7つ。
- キッチンペーパー
- ティッシュペーパー
- 油こし(紙製)
- お茶パック
- 茶こし
- あく取りシート
- ガーゼ
上記のアイテムを折り畳み、下のようにコーヒー豆を淹れます。
この状態でドリッパーにセットし、コーヒーを淹れてみました。
次の章では、それぞれの代用品でコーヒーを淹れたときの味と色について、実験結果を紹介します。
【結果】コーヒーは作れるが、〇〇以外は不味い
実験した結果
実験した結果ですが、どのアイテムでも代用は可能です。
上の写真のように抽出できました
なお上の写真には掲載していませんが、お茶パック・茶こし・あく取りシートでも代用できました。
ただし不味いので注意!ティッシュは妙な味がします
ただし、問題は味ですね。
やはりコーヒーフィルターを使った方が美味しいです。
普段コーヒーを飲んでいる人なら、味の違いにすぐ気づくでしょう。
そして代用品によっては、苦みが強すぎたり奇妙な味がしたりします。
代用品の中では、お茶パックがおすすめ
比較的まともな味だったのが、キッチンペーパー・お茶パック・茶こし。
お茶パックは普通においしいので、代用品の中では一番オススメです。
茶こしも粗挽きの豆であれば飲めます。
キッチンペーパーは微妙な味ですが、ティッシュほどの違和感はありませんでした。
おすすめ度は「お茶パック>>キッチンペーパー≧茶こし」という印象でしょうか。
- お茶パック
- キッチンペーパー
- 茶こし
- ティッシュペーパー
- 油こし(紙製)
- あく取りシート
- ガーゼ
ただし、紙製コーヒーフィルターを使った方がおいしいですけどね。
代用品だとやはり、紙製を使ったときのスッキリした味わいが感じられません。
代用①キッチンペーパーでコーヒーを淹れる方法
キッチンペーパーでフィルターを作る方法
キッチンペーパーを折り畳めば、簡単にコーヒーフィルターを自作できます。
予めキッチンペーパーを正方形にカットしておき、以下の順番で折り畳めば完成です。
- キッチンペーパーを正方形にカットし、三角形を作る。
- 二等辺三角形ができるので、底辺の角2つを内側に折る。すると五角形ができる。
- 五角形の上側を折る
- 台形のパック状になるので、口を開いてコーヒーを淹れる
キッチンペーパーで代用したときの味・色について
キッチンペーパーで代用してコーヒーを淹れた場合、当然ながらコーヒーの味は落ちます。
やはり市販のコーヒーフィルターを使った方がおいしいですね。
管理人の感想ですが、紙製のコーヒーフィルターを使ったときのスッキリした味わいが感じられませんでした。
口コミを見たところ「キッチンペーパーで代用しても味は変わらない」という意見があったのですが…
個人的には「代用になるものの味はイマイチ」というのが本音です。
ティッシュや油こしよりマシですが、美味しい物ではありません。
もう、コーヒー淹れるとき、ペーパーフィルターじゃなくキッチンペーパーそのままぺって丸めて使ってる。ランニングコストとかこっちのほうが安いし、味も変わりませんよ
— TOMNK (@callmedisco) May 15, 2020
フィルダーないからキッチンペーパーでコーヒー淹れたらクソマズ
豆がもったいないので2度とやらない— ジョーゼン・ライク・ア・ウォーター (@mubikke) May 15, 2020
どうしてもキッチンペーパーで代用するなら、安いコーヒー豆を使った方がいいですよ。
高い豆はもったいないです。
代用②『茶こし』を使うなら豆の種類に注意
豆は「粗挽き」を推奨
「茶こし」もコーヒーフィルターの代用になります。
ただし「茶こし」で代用するなら、豆は「粗挽き」か「中挽き」を推奨します。
というのも、茶こしはコーヒーフィルターよりも目が粗いため、粉が細かすぎると網目の隙間からサラサラと落ちてしまうのです。
そのため、茶こしで淹れるなら粗めに挽いたコーヒー豆を推奨します。
お湯はゆっくり注ぐ
茶こしをドリッパーにセットした後は、少量のお湯で蒸らしてからゆっくり注ぐのがポイントです。
粗挽きの場合、お湯をドバっと注ぐと薄味になりやすいのがデメリット。
抽出されるまでの時間が早いので、ゆっくり淹れてくださいね。
- お湯はゆっくりと少量ずつ注ぐ
- コーヒー豆は粗びき選ぶ
の2点に気を付けてみてください。
茶こしで淹れた時の味
茶こしでコーヒーを淹れると、濃い味で濁った色になります。
コーヒーの成分が、全力で味を主張している印象です。
茶こしの目が粗いため、きちんとろ過されないのかなと思います。
普段ペーパーフィルターで飲んでいる人だと、別の飲み物のように感じるかもしれません。
コーヒーフィルターを切らして仕方なく茶こしで淹れてみたのですが、なんだか違う飲み物みたいな味がします。(これはこれで悪くない。)
— ツルコケモモ (@spcd65b9) May 19, 2019
代用③お茶パックが一番おすすめ
お茶パックでコーヒーを淹れる方法
100均などで販売されているお茶パック。これもコーヒーフィルターの代用になります。
代用グッズの中では「お茶パック」が一番おすすめです。
製品によっては「コーヒーの煎じ用に使えます」と記載があるので、安心して代用できますね。
使い方は簡単で、茶葉を入れるときと同様にコーヒー豆を入れるだけ。お湯を注いで3~4分くらい蒸せば完成です。
- お茶パックにコーヒー豆を入れる
- マチを折り、パックの”口”を閉じる
- ②をカップに入れてお湯を注ぐ
- 3~4分蒸す
- 完成
フレンチプレス風の味になります
お茶パックをコーヒーフィルターの代用にした場合、フレンチプレス風の味になります。
紙製のコーヒーフィルターに比べれば味は濃いめ。けど美味しいです。
多分、紙製よりも網目が大きいのでしょうね。
ティッシュ・油こし・あく取りシートは非推奨
ティッシュで淹れたコーヒーは不味い!
ティッシュ・油こし・あく取りシートも、コーヒーフィルターの代用になります。
コーヒーの抽出もできますし、紙が溶けることもなく色も問題ありません。
コーヒーフィルター切らしちゃって、ティッシュで代用したら普通に使えた…
ちょっと滴下早いけど— 佐藤 慧 (@satokei_sax) March 4, 2017
「コーヒーフィルターはティッシュで代用できるよ、むしろそうやっていれる人もいる」という父の言葉を信用していなかったのだが本当だった…さっき検索したら特殊な形のコーヒーフィルターの代用として、それどころかコーヒー専門店の人はそのままカップに浸していた…
— ほしたる (@tobulampyridae) February 7, 2015
ただ、味がひどいです。
実際に飲んでみると、かなり不味い。舌に妙な味が残ります。
中でも特にマズイのがティッシュ。
コーヒーの苦みの中に、変な味が混ざっているように感じました。何なんだアレ。もしかしてティッシュの味…?
油こし・あく取りシートはコスパが悪い
油こし・あく取りシートについては、味だけでなくコスパも悪いです。
例えば油こしの場合、100均だと1セット25枚入りなので単価は4円。
紙製コーヒーフィルターは1セット100枚入りで単価1円なので、その差は4倍。
つまり、不味いうえにコスパが悪いのです。
補足|ティッシュで代用する方法
どうしてもティッシュでコーヒーを飲みたい時は、3章の「キッチンペーパーで代用する方法」を参考にしてみて下さい。
キッチンペーパーを折る要領で、ティッシュもフィルター代わりにできます。
まとめ
コーヒーフィルターがない時は、キッチンペーパー・お茶パック・茶こしなどで代用することができます。
以下、今回紹介したおすすめの代用品を紹介します。
- お茶パック
- キッチンペーパー
- 茶こし
一番のおすすめは「お茶パック」。
代用した中で唯一、美味しいと感じました。
紙製コーヒーフィルターのようなスッキリ感は無いもののの、フレンチプレス風の味を楽しめます。
キッチンペーパーと茶こしについては、まあまあという印象。
あくまで代用品なので、本物のコーヒーフィルターに比べれば味は落ちます。
ティッシュや油こしなども代用にはなりますが、管理人が試したところ味がマズかったので非推奨です。
水に溶けることは無いものの、どうしても必要な時以外は代用にしない方がいいでしょう。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。