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【制汗剤・デオドラントの代用】コスパが良くて代わりになるものを紹介

アロマ

汗のベタツキを抑える制汗剤やデオドラント。

特に「制汗スプレー」は気軽に使えるため、夏場に重宝する人も多いでしょう。

くま
運動後にプシューっとするだけで、簡単にケアができて便利ですよね。

 

制汗剤の値段はピンキリで、安いものなら500円くらいで購入できますが…

毎日使うとなると、やはりコストが気になるもの。

そこで今回は制汗剤(制汗スプレー)の代用グッズについて紹介します。

制汗剤よりも安く、汗のケアができるものをまとめました。

はじめに|制汗剤とデオドラントは別物です

香水・アロマ

制汗剤とデオドラントは似ていますが、それぞれ効果が違います。

簡単に説明すると、汗そのものを軽減させるが制汗剤。ニオイを軽減させるのがデオドラントです。

制汗剤とデオドラントの違い
  • 制汗剤=汗を一時的に抑える
  • デオドラント=汗の臭いを抑える(ニオイ菌を殺菌する)

といっても2つの違いはあいまいで、制汗剤とデオドラント両方の効果を併せ持った製品もたくさんあります。

例えば『8×4』は制汗剤とデオドラント両方の効果があり、商品説明には「制汗デオドラント」と記載されているのです。

代用品を選ぶときの基準

評価ポイント

代用品を選ぶにあたり、この記事では汗のベタベタや臭いを軽減できるかどうかを基準としています。

具体的には、下記のどちらかに当てはまるものをピックアップしました。

代用グッズを選ぶ基準
  1. 制汗剤またはデオドラントと似た効果がある
  2. 制汗剤とは仕組みが違うが、汗によるベタツキを軽減できる(ベビーパウダーなど)

また、前提として肌に使用しても問題がないものを選んでいます。アレルギーの恐れがある製品については除外しました。

くま
この点をふまえた上で、代用品について見ていきましょう。

代用①ベビーパウダー

赤ちゃん

赤ちゃんの肌に塗るベビーパウダー。オムツによる”かぶれ”などを防ぐための粉末ですが、実は大人の汗対策にも役立ちます。

というのも、ベビーパウダーには肌の水分を適切に保つ効果があるから。

お出かけの前など、ベタツキが気になる部分にぬっておけば肌をサラサラの状態に維持してくれます。

くま
汗をかく前に、肌にぬってくださいね。

 

ベビーパウダーは200~300円で購入できるためコスパも優秀。制汗剤と比べれば安さがりでしょう。

しかもフェイスパウダーの代用としても使用できるなど、使い道が多いのもメリット。

制汗剤の代用として使うなら、ベビーパウダーが一番おすすめです。

夏場に1個あると、嬉しいアイテムでしょう。

ちなみに、私は資生堂のベビーパウダーを使用しています。コスパと質のバランスが良く、使いやすいですよ。

代用③ミョウバン

ミョウバンはニオイ対策に便利

料理スプーン

料理などに使うミョウバン。

ミョウバンには消臭&制汗作用があるため、制汗剤の代用になります。

古代ローマ時代でも制汗剤や消臭剤として使用されていたそうです。

くま
つまり、古代のデオドラントですね。

 

ミョウバンは弱酸性なので、肌に塗ることでアンモニアが中和されます。

中和すればアンモニア臭も軽減されるため、結果として汗のニオイを抑えることができるワケですね。

ミョウバンの効果
  • 消臭:アンモニアが中和されるため、アンモニア臭が軽減される。
  • 制汗:ミョウバンには組織や血管を収縮させる「収れん効果」があるため、汗腺が閉じて汗が出にくくなります
くま
汗だけでなく、アンモニア臭がするもの全般に効果がありますよ。

 

すぐに使えて便利!ミョウバン水の作り方

ミョウバンを制汗剤として使用する場合、水に溶かしたミョウバン水を使用するのがオススメ。

以下、材料と作り方をまとめました。

材料
  • 焼ミョウバン:50g
  • 水道水:1.5L
  • 容器(ペットボトルなど)
作り方
  1. 容器に水1.5Lを入れる
  2. ①に焼ミョウバンを入れる
  3. 容器のフタを閉め、よく振って混ぜる

 

ミョウバン水を作った直後は、水が白く濁った状態になります。

この状態だとまだミョウバンが溶けていないので、時間をおいて透明になるまで待ちましょう。

環境にもよりますが、1~2日経てば溶けて透明になります。

くま
水が透明になったら、ミョウバン水の完成です。

 

ミョウバン水を作ったら、手のひらに出して脇などに薄く塗ってみてください。

もちろんタオルやハンカチに染み込ませて使ったり、スプレー容器に移しても使用しても大丈夫ですよ。

参考サイト様

  • 大明化学工業株式会社様
  • 朝日新聞デジタル様

代用③ホワイトクレイ

簡単に言うと、クレイは鉱物を含んだ土のことです。

クレイは水分を吸着する性質があり、しかも消臭効果が抜群。

そのため夏場の汗対策として使用できます。

くま
体臭防止の効果も期待できますよ。

 

クレイにはいろいろな使い方がありますが、汗対策ならボディパウダーとして利用するのが簡単でしょう。

通販サイトなどで「クレイパウダー」が販売されているので、それを体に付けておけば余計な水分を吸収してくれます。

くま
つまり、ベビーパウダーのように使用すればOKです。

 

ただし、クレイは値段が高いのがデメリット。

余っている場合はともかく、汗対策だけならベビーパウダーをおすすめします。

くま
コスパで言えば、クレイよりベビーパウダーが優秀ですよ。

代用④保冷剤や濡れタオル

タオル

汗がなかなか止まらない時。

もし制汗剤やデオドラントが無ければ、保冷剤や濡れタオルなどで体を冷やして汗を止める方法もあります。

くま
保冷材を使うときは、ハンカチなどで包んでくださいね。

 

冷やすときのポイントは、両脇や足の付け根(前側)などを冷やすこと。

これらの場所は皮膚のすぐ下に血管があるため、効率よく体温を下げられます。

以下は環境省の「熱中症予防サイト」で公開されているPDFから引用した文章ですが、これによると前頸部の両脇、腋の下、足の付け根の前面(鼠蹊部)を冷やすのが良いと記載されています。

文中やイラストでも示しているように、体表近くに太い静脈がある場所を冷やすのが最も
効果的です。なぜならそこは大量の血液がゆっくり体内に戻っていく場所だからです。実際
には、前頸部の両脇、腋の下、足の付け根の前面(鼠蹊部)などです。そこに保冷剤や氷枕(な
ければ自販機で買った冷えたペットボトルや缶)をタオルでくるんで当て、皮膚を通して静脈
血を冷やし、結果として体内を冷やすことができます。

引用元:https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/envman/2-3.pdf

ココナッツオイルは制汗剤の代わりになる?

ココナッツオイルとは、ココヤシの実から作られる油脂のこと。保湿効果が高いため、スキンケア用品として人気の高いアイテムでしょう。

口コミを見たところ、ココナッツオイルを制汗剤・デオドラントの代わりにする人もいるようですね。

肌にぬると汗の量が減って、ニオイも誤魔化せるそうですが…

ココナッツオイルの制汗作用について調べたところ、信頼性のあるソース(情報源)はありませんでした。

まとめサイトや口コミでは紹介されていますが、制汗剤になるという正確な研究データは見つかっていません

くま
もし情報源をご存じなら、コメント欄から教えてもらえると嬉しいです。
ココナッツオイルのダイエット効果については、コロンビア大学の研究結果が根拠として挙げられます。ここで「正確な情報がない」と言っているのは、あくまで汗の抑制作用についてです。
化粧道具と女性

補足|制汗剤の使いすぎに注意

運動する女性

制汗剤を使用するのは、脇や背中などベタツキが気になる場所のみです。

全身に使用するのは避けた方がいいでしょう。

くま
なぜ制汗剤の使いすぎは良くないのでしょうか?

 

そもそも「汗」は人間が体温調節をするために必要なもの。生命維持に関わる大切な役割を持っています。

一方、制汗剤は汗腺をふさいで汗を抑える道具です。

つまり、制汗スプレーを体中にかけて汗を止めると、体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

▽花王ホームページより引用

一般的に、胸や背中のような体幹部のほうが、腕などの末梢部よりも汗の量が多いのです。
体幹部でも特に脊柱近辺では汗の量が多くなります。また、カラダの中で最も多く汗をかくのは額です。
これは、生命を維持するために最も大切な器官であり、なおかつ熱に弱い「脳」の温度を一定に保つために重要な仕組みだと考えられます。

引用元:https://www.kao.co.jp/8×4/lab/article04/

 

汗でベタベタするのは不快ですが、これは体にとって必要なこと。なので、制汗剤は必要な範囲のみに使用した方がいいでしょう。

くま
制汗剤はあくまで「汗にまつわる悩みを軽くするもの」と考えてみて下さい。

▽読売新聞『ヨミドクター』より引用

デオドラント剤の使い方でまず大切なことは、使用範囲です。成分となる制汗剤の多くにはクロルヒドロキシアルミニウムなどの金属塩が含まれ、汗腺の出口を塞ぐことで汗が出ないようにします。体全体にスプレーする人がいますが、体温調節に影響し、気温が高い日などは熱中症の可能性が高まりますので、非常に危険です。

引用元:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180913-OYTET50035/

 

つまり「汗を無理に止めるのは良くない」という話です。

制汗剤やデオドラントはとても便利ですが、使用するときは上記の内容を思い出してくださいね。

まとめ

アロマと香水

今回は制汗剤&デオドラントの代用グッズについて紹介しました。以下、この記事で紹介したグッズのおさらいです。

ベビーパウダーの代用グッズ
  1. ベビーパウダー:汗のベタベタを軽減できます。手軽に使えて、値段も200~300円とコスパが良いです。
  2. ミョウバン:消臭&制汗の効果が期待できます。コスパは良いものの、ミョウバン水を作るのがやや面倒。
  3. クレイ:制汗作用だけでなく美肌にも効果があるとされます。しかし値段が高いため非推奨
  4. 濡れタオル&保冷剤:汗がダラダラ止まらなくなった時におすすめ。熱中症対策にも使えます。

 

メカニズムはそれぞれ違いますが、上記のグッズなら制汗剤・デオドラントの代わりとして使用可能です。

ただし①~③については、肌にぬる前にパッチテストを試してみて下さい。

ほとんどの人は問題なく使用できますが、体調不良の人・肌が弱い人などは肌荒れする可能性があります。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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