クランプ式のモニターアームを使用する場合、机によっては取り付けが困難なことがあります。以下のような問題があると、そもそもクランプで挟むことすらできません。
- 天板が薄すぎる
- 机の奥行きが足りない
- 机の位置が悪いため固定できない
このような場合、どうすればクランプを固定できるのでしょうか?今回の記事では、モニターアームを机に取り付けられないときの対処法をまとめました。
目次
結論|スタンド式のモニターアームが便利
モニターアームといえば、クランプ式を想像する人が多いでしょう。机の天板をねじで固定する、定番タイプですね。
しかし、モニターアームの種類はこれだけではありません。他にもスタンド式・グロメット式・ポール固定式などがあり、スタンド式なら下のように自立するので天板に挟まず使用できます。
モニターアームを机に取り付けられない場合、スタンド式を購入した方がいいでしょう。
置くだけでモニターアームを設置できますし、机のタイプによる制限がなくなるため便利ですよ。
対処法①天板が薄くて固定できない場合
当て木をすれば低コスト
天板が薄くて固定できない場合、解決策としては下の2つが考えられます。
- 木材をはさむ(当て木する)
- スタンド式(1章参照)を購入する
①はクランプと天板の間に木材を挟むことで天板を補強する方法です。下の写真が、実際に木材をはさんだときの状態です。
早い話が、木材で補強プレートを作るワケですね。この方法なら、天板が薄くても厚さをプラスできます。
なお、作り方は『モニターアームの補強プレートを自作する方法』という記事で紹介しているので、これから作る人は参考にしてみてください。
②の「スタンド式を購入する」については1章で説明した通り。置くだけなので便利ですよ。
対処法②奥行きが足りない場合
スタンド式を使うと便利
机のタイプによっては、奥行きが足りない場合もあるでしょう。奥行きが10㎝必要なモニターアームの場合、奥行き5㎝だと装着後にグラグラして不安定です。
この時の対処法ですが、管理人だったら以下を試します。
- 補助板を取り付けて奥行きをプラスする
- スタンド式(1章参照)を購入する
- 机本体を適したタイプに変える
①の「補助板で奥行きをプラスする」のやり方ですが、これは「価格.com」のレビューがわかりやすいです。この方法なら、奥行きの足りない机でもクランプ式が使用できますね。
とはいえ、この方法だとバランスを取るのが難しそうです。
天板とクランプの接触部分が少ないなら、補助板を使ってもグラグラするかもしれません。
ディスプレイを支えきれずに落下する可能性があるので、私だったらスタンド式を使います。そもそもこの方法はメーカーで推奨されていないので、やるなら自己責任でお願いします。
対処法③オフィスでモニターアームを使用する場合
パーティションがある場合
会社の場合、パソコン机の近くに以下の2つが無いか確認してみてください。
- パーテーション
- ポール
もしパーテーションなどがあれば、そこにモニターアームを設置できます。ただし設置するには、下のような専用のモニターアームが必要です。なければ購入してくださいね。
壁掛けタイプのモニターアームもありますが、これは壁に穴をあけないと取り付けできません。パーテーションなどが無ければ、やはりスタンド式を使うのが手っ取り早いかなと思います。
まとめ|机に取り付けられない時、試したいこと
机の天板が薄かったり、奥行きが無かったりするとクランプを固定できません。その場合は、以下の方法を試してみて下さい。
- スタンド式を使う←おすすめ
- パーテーションに取り付ける
- ポールに取り付ける
- 木材で補強する←上級者向け
- 机を改造する(または適したものに交換)
個人的には①~③の方法がオススメです。
木材で補強して取り付けする場合、机のタイプ次第では上手く固定できない可能性があります。
そもそもメーカーが想定しない使用方法になってしまうので、管理人としては非推奨。DIYが得意な人ならともかく、無理そうならスタンド式を購入した方がラクでしょう。
もしディスプレイの高さだけ調整したいなら、パソコン台を使う方法もあります。環境に合わせて、あなたに合った対処法を試してみて下さいね。